設立の経緯

人々が歯科医院を選ぶにあたって最も重視するのは「ともかく、安心安全な治療である」と言うことではないでしょうか。

では、どのような基準で安心安全な歯科医院を選べば良いのでしょうか。
ご存じない方も多いかと思いますが、厚生労働省では歯科医院の各種取り込みに対して施設基準を設けています。

2014年5月の読売新聞の記事によれば、なんと、日本の歯科医院の7割では院内感染の可能性が高い歯を削るドリルが未滅菌のままで、次の患者さんに使いまわされているということが書かれています。

さらに2019年10月の朝日新聞の記事によれば、患者ごとに治療器具を取り替える歯科医院は半数にとどまると書かれています。

重要な4つの施設基準

その中でも、特に重視されるのが下記の4つの施設基準です。

各基準については、それぞれの説明をお読み頂ければ幸いです。

【か強診】かかりつけ機能強化型歯科診療所

正式名称:かかりつけ歯科医機能強化型歯科診療所

2016年4月より、厚生労働省により定められた歯科医院の施設基準の1つです。

少子高齢化に伴い、従来の治療中心型の治療ではなく、う蝕や歯周病などの予防や患者個々の状況に応じた口腔機能の維持回復を目指す目的で定められました。

その基準は下記に示すように多岐にわたり、全国7万歯科医院のうち、この基準を満たしている医院は10%未満です。

そのため、か強診の基準を満たしている医院は、より安心安全が得られる歯科医院と言うことができます。


【外来環】歯科外来診療環境体制加算

正式名称:歯科外来診療環境体制加算

歯科治療においては、不安や緊張、体調不良などによって、治療中に緊急事態が起こった場合には適切な対応がもとめられます。

医科医療機関と密接に連携体制などはもちろん、AEDの設置を始めとする安心・安全の体制整備が不可欠ですし、予期せぬ偶発事故を防ぐため日常的に歯科医師やスタッフが適切な研修を受ける体制が必要です。

「外来環」とはそれらの基準を満たす歯科医院が各地方厚生局に届け出を行うことで認定を受けた医療保険算定上の加算のことです。

これらの施設基準を満たした歯科医院は、従来の診療報酬に加えて一定の加算(割増)が認められておりますので、より安心・安全な歯科治療を受けていただくことが可能となり、また診療体制整備への取り組みも積極的に行うことができるようになります。

【歯初診】歯科点数表の初診料の注1に規定する施設基準

正式名称:歯科点数表の初診料の注1に規定する施設基準

新型コロナウィルス感染症の拡大以前から、日常生活において様々な細菌やウイルスに感染する危険にさらされており、それらの感染が唾液や血液を介して広がるということは広く認識されています。

この施設基準は、唾液や血液等に触れることの多い歯科診療の特徴を踏まえ、歯科診療時の院内感染対策としての装置・器具の設置などについて2016年に厚生労働省が定められました。

これらの施設基準を満たした歯科医院は、従来の診療報酬に加えて一定の加算(割増)が認められておりますので、より安心・安全な歯科治療を受けることが可能となり、また院内環境整備への取り組みも積極的に行うことができるようになります。

【歯援診】在宅療養支援歯科診療所

正式名称:在宅療養支援歯科診療所

訪問診療を行う上で、厚生労働省が求める下記の施設基準を満たす診療所のことです。

これらの施設基準を満たした歯科医院は、従来の診療報酬に加えて一定の加算(割増)が認められておりますので、より安心・安全な訪問歯科治療を受けていただくことが可能となり、また訪問診療体制整備への取り組みも積極的に行うことができるようになります。


各地方厚生局が公表する公開情報を見やすく編集

これらは厚労省の地方部局である各地方厚生局のホームページに公表されていますが、わかりづらい部分もあるため、当サイトでは、これをわかりやすく掲示し、利用者様の歯科医院選びの一助となればと願っております。